高齢者の力

 僕は10年以上前にテレビでプロ野球の試合を見ていていました。記憶が曖昧なのですがその試合はたぶんヤクルト対広島だったと思います。守備は広島、攻撃はヤクルトでランナー1塁2塁でバッターが広島から移籍した小早川毅彦という場面がありました。。小早川選手は前の打席でホームランを打っており、バッテリーはとても警戒していました。そして二人のランナーは何球目かでダブルスチールをしました。バッテリーはバッターの小早川選手にに集中しすぎていたので、余裕でセーフでした。

 ランナー二人が同時に走ったということは監督のサインが出たのでしょう。状況を見抜いた冷静でみごとな采配に感心しました。その時のヤクルトの監督は野村克也でした。

 現在日本は歴史上初となる超高齢化社会を迎えようとしています。労働力人口の減少により経済活動の縮小が予測されています。それに反して社会保障費は増加します。少子化対策はそれらに対応するために有効ですが、高齢者の活躍も今後は重要になってくるのではないでしょうか。

 現在野村克也は76歳です。衆議院議員藤井裕久は79歳、医師の日野原重明は100歳です。彼らのように能力がある高齢者は、まだまだ現役で働きつづけ、経験を生かしていただきたいものです。
 
 野村さんには、またどこかのチームの監督になって采配をふるい、ぼやいていただきたいですね。

 僕自身も80歳ぐらいになって、僕自身がオムツをするようになっても、訪問介護の仕事をつづけたいなと思っています。